命をかけた政治家の死
5歳の時、交通事故で2歳上の兄を亡くすという悲運が幼心にどれほどの衝撃であったでしょうか、大学生になって目の前で悲しみにくれる子供たちの姿が、自分と重なる気がしたという作文集『天国にいるおとうさま』との出合い。
そして交通遺児の支援活動に飛び込んでいく。これは在学中のことですから、政治家になってからよくあるスタンドプレーでないことは明白ですね。それが病気や災害、自殺によって親を失った子供たちを励ます「あしなが運動」へと発展していったということです。
国会で自らがん患者であることを告白して、がん対策基本法と自殺対策基本法の重要性を訴え、成立に導いた功績。がん対策基本法とはがんの早期発見や医療の充実、自殺対策基本法は、自殺における社会的な原因を把握して、行政が防止の為に関り合っていくというような法律のようですね。
「死」を見つめながら、「命」を守る。そんな仕事ばかり、自分に回ってくるのは、「見えない力で、『これはあなたの仕事です』と、言われているような気がします」(産経抄参考)
ご自身で書かれた『議員立法』で、与野党が垣根を越えて、法律を作成することの重要性も訴えているとのこと。垣根を越えるということは、相手のエラーの突き合いで終わっている国会においては、みなさん耳の痛いところでしょうか。
多くの議員が居眠りしたりやじを飛ばしたり、携帯電話とにらめっこ、2世やぼんぼんばっかりの政治家というイメージを強く感じています。
選挙前だから、終わったからと政策を変えたり、解散は今、有利とか不利とか様々な思惑や国民受けを気にしながらではなく、常に問題の本質をとらえて本気で行動を起こしてください。時は待ったなしです。
幼い頃の体験から、ある共鳴した出会い、こういったことからあるものに向かって身を削りながらも本気に取り組まれた姿勢は大いに評価され、讃えられるべきでしょう。58歳ではあまりにも若すぎました。
胸腺がんのため死去された民主党参院議員の山本孝史さんに合掌
| 固定リンク


最近のコメント